2010年09月30日

シャープの電子書籍端末「ガラパゴス」

シャープから電子書籍端末「GARAPAGOS-ガラパゴス-」が正式発表されました。
国内電子書籍端末の主役の登場です。

garapagos

ガラパゴス(シャープホームページ)

見た目はipadにそっくり。大きさも二種類あって、さながらipadとipod touchのラインナップのようです。

ただ、方向性が少し違います。ipadは、写真の管理や動画、音楽を楽しむついでに本も読めますよ、というもの。なので、いろいろできるけど、いまいち使い道がはっきりしない。

それに比べて、ガラパゴスはメインとしているのが電子書籍端末。発売と同時に約3万冊の販売を始めるようです。あくまで「オマケ」としてブラウザとアプリをサポートしているといった具合です。

それに加え、ポイントとなるのがXMDFという日本独自規格。世界標準としてEPUB形式が使われていますが、これだと日本語の縦書きに対応していない、ルビがうてない、禁則処理ができない・・・など、日本の出版社にとっては、規格として不十分。

EPUBの日本文化対応は要望しているようですが、いまだに実現していません。そうなると日本独自の規格が必要になってきます。携帯電話同様、日本のガラパゴス化のはじまりです。

ただ、今回は日本規格といっても、他の規格を全く拒否するのではなく、EPUB形式や、今国内で流通している.book形式などを変換する機能を標準で備えているようです。

個人でつくった文書をXMDFに変換して、ガラパゴスで読むこともできます。

国内の電子書籍は、すべてXMDFで流通させようというのが、日本の出版社、メディア、メーカーの共通の合意のようです。XMDF自体はオープンな規格ですので、そのうちipadのXMDFビューアが登場して、電子書籍はさらなる広がりをみせそうな予感がします。

下準備は整った感じですので、あとは、ユーザーがどれだけ興味を持つかですね。

・・・この端末の「ガラパゴス」っていうネーミング、世界の標準規格が日本対応をせずに孤立させて、独自規格を作らざるを得なかった皮肉に聞こえて仕方ないです。





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